市原リウマチ研究所
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リウマチ相談室  
  麻疹流行に対するQ&A
Q.麻疹の症状について教えて下さい。
Q.麻疹のカタル期の特徴はありますか?
Q.麻疹ワクチンは、現在の子供に義務づけられていますか?
Q.麻疹ワクチンの副作用はありますか?
Q.麻疹ワクチンを接種できない人はいますか?
Q.今回の麻疹の流行の特徴はありますか?
Q.麻疹が発症した方は麻疹の予防接種を受けていましたか?
Q.予防接種をした人が麻疹にかかるのはなぜですか?
Q.関節リウマチの治療で免疫抑制剤を内服しています。麻疹が発症しやすいのでしょうか?
Q.関節リウマチの治療でレミケード/エンブレルを使用しています。麻疹抗体が陰性ですが、ワクチンを接種してもよいですか?
Q.麻疹の合併症とは何ですか?
Q.姉崎病院では麻疹ワクチンを予防接種できますか?
 
 
麻疹の症状について教えて下さい。
麻疹は10日前後の潜伏期間を経て発症し、39度前後の高熱や咳などの風邪のような症状(カタル期といいます)が2〜4日続いた後、全身に赤い発疹が広がります。(発疹期)非常に感染性が強くカタル期に伝染する場合が多くあります。
 
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麻疹のカタル期の特徴はありますか?
あります。カタル期にコプリック斑という、頬粘膜に白い斑が出ます。カタル期の後半に出現します。カタル期の前半では、残念ながら通常のウィルス感染と区別がつきません。
 
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麻疹ワクチンは、現在の子供に義務づけられていますか?
予防接種法による定期1種に指定されています。
麻疹ワクチンは、MRワクチンという麻疹と風疹の混合ワクチンを生後12ヶ月〜24ヶ月(1〜2歳)で1回接種していましたが、2006年4月より1〜2歳と就学1年前の2回接種に変更されました。
 
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麻疹ワクチンの副作用はありますか?
あります。麻疹ワクチンは生ワクチンですので、軽い麻疹のような症状が出ることがあります。予防接種の6〜10日後に一過性の発熱(20〜30%)、麻疹様発疹(10〜20%)を認めます。非常にまれですが、100〜150万回に1回の程度に脳炎・脳症を認めます。ただし、麻疹の通常感染では、脳炎が1/1000〜1/2000ですから、予防接種で脳炎が発症する可能性は極めて低いといえます。
 
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麻疹ワクチンを接種できない人はいますか?
いらっしゃいます。妊婦、卵アレルギーのある方、現在発熱(37.5℃以上)している方、1ヶ月以内に他の生ワクチンを接種した方、明らかな急性疾患の患者、過去に予防接種でアレルギー反応のあった方などです。
 
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今回の麻疹の流行の特徴はありますか?
あります。高校生(15〜17歳)、大学生・成人(18〜29歳)に集中して発症しています。しかし、30歳以上の発症例も報告されています。
 
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麻疹が発症した方は麻疹の予防接種を受けていましたか?
今回の麻疹流行において、川崎市医師会の資料によると予防接種あり(31%)、予防接種なし(31%)、不明(38%)と、予防接種を受けた人でも麻疹を発症しています。
 
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予防接種をした人が麻疹にかかるのはなぜですか?
今回の流行年齢世代は、乳児期に麻疹のワクチンを1度接種したのみの方です。ワクチンを接種して10年以上経過し、その後麻疹ウィルスにも暴露されていないため、麻疹を発症していると考えられます。
 
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関節リウマチの治療で免疫抑制剤を内服しています。麻疹が発症しやすいのでしょうか?
実際に幼児期に麻疹にかかった方は、麻疹の抗体を生涯獲得していると考えられます(終生免疫)。しかし、予防接種のみの方は、麻疹の抗体価の低下や消失が、リウマチの治療によって起こっている可能性があります。免疫抑制剤を内服している方は、麻疹ウィルスの抗体価を調べてみて、陰性であればワクチンを接種すべきです。
 
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関節リウマチの治療でレミケード/エンブレルを使用しています。麻疹抗体が陰性ですが、ワクチンを接種してもよいですか?
リウマチの治療でレミケード/エンブレルを使用していると、かなりの免疫抑制がかかっており、実際に麻疹抗体陰性の方がおられます。この場合は、唯一の予防法であるワクチンを接種するべきかどうかは、個々のケースによります。主治医の先生とよくご相談下さい。
 
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麻疹の合併症とは何ですか?
麻疹の合併症は、宿主側の免疫低下によって引き起こされやすくなります。麻疹ウィルスによる髄膜炎/脳炎や、二次性の細菌感染による中耳炎、肺炎などがあります。これらの合併症は重篤化しますので、高次医療機関(大学病院など)で集中管理が必要です。
 
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姉崎病院では麻疹ワクチンを予防接種できますか?
姉崎病院リウマチ科では、今回の麻疹流行を予測して、4月からレミケード/エンブレル治療中の方のウィルス抗体価を測定しています。実際に抗体陰性でワクチンを接種された方もおられます。ただし、現在ではワクチンが不足しており、当科でもワクチンを十分に確保はできません。また、麻疹単独ワクチンが入手できない場合は、風疹との混合ワクチン(MRワクチン)を接種いたします。
 
   
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