市原リウマチ研究所
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  関節リウマチの肺病変についてのQ&A
Q.関節リウマチの肺病変はどのようなものがありますか?
Q.自覚症状はないのですが、胸部CT検査にて、間質性肺病変があると言われました。今後どうしたらよいでしょうか?
Q.通常のリウマチ肺が薬剤に反応しないのは、何故ですか?
 
 
関節リウマチの肺病変はどのようなものがありますか?
最多のものが、間質性肺病変です。この他に、胸膜炎(胸膜に水がたまる)、濾胞性細気管支炎、リウマチ結節などがあります。細気管支炎のタイプは、シェーグレン症候群の合併例でよくみられます。
 
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自覚症状はないのですが、胸部CT検査にて、間質性肺病変があると言われました。今後どうしたらよいでしょうか?
関節リウマチには、高頻度に間質性病変の合併がありますが、大きく分けて3つのタイプがあります。適切な日本語訳はありませんが、①UIP type、 ②NSIP type、③OP type(噐質化肺炎)の3つです。ほとんどが①のUIPです。このタイプは、いわゆるリウマチ肺といっており、特にステロイド等は使用しません。②は、リウマチよりも強皮症や筋炎で認められます。免疫抑制剤(特にシクロスポリンやエンドキサン)やステロイドを使用することもあります。③はステロイドによく反応しますので積極的な治療対象です。間質性肺病の評価で重要なことは、背部の聴診、血清のKL-6(正常値は500U/ml以下), 呼吸機能検査(特にDLCO)、安静時と歩行負荷後(通常6分歩行)の動脈血酸素飽和度の測定です。血清のKL-6が1000を越える場合や歩行負荷で酸素飽和度の低下がある場合、微熱や乾咳が続く時は、専門医に診てもらう必要があります。リウマチそのものでも、薬剤でも肺病変を起こすことがありますので、平素から注意して下さい。喫煙は肺病変を悪化させますので厳禁です。
 
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通常のリウマチ肺が薬剤に反応しないのは、何故ですか?
リウマチ肺は、いわゆるUIPタイプですので、肺に浸潤している細胞成分が少なく、ゆっくり線維化が進みます。このようなタイプはステロイドに反応しません。CT像では、下肺野、胸膜直下優位の網状陰影があり、進行すると蜂窩肺になります。これに対して、OP(噐質化肺炎)では、浸潤している細胞成分が多く、ステロイドに良く反応します。CT像では、非区域性の多発性斑状陰影が目立ちます。この中間がNSIPタイプであり、CT像では、下肺野、胸膜直下優位のスリガラスの陰影が強くなります。
 
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